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流行性角結膜炎(はやり目)について

特徴

  • アデノウイルスによる結膜炎で、一般的には「はやり目」といわれています。
  • 接触感染により、人の目から人の目へ感染します。
  • 感染力がとても強く、家庭内感染や学校内の集団感染などの原因になります。
  • 感染してから12週間おくれて症状があらわれます。

症状

  • 強い充血、まぶたの腫れ、目の痛みや異物感(ゴロゴロする)、(朝起きたとき目が開かないほどの)たくさんの目やにや涙、耳前リンパ節の腫れや痛みが出るのが特徴です。
  • 両眼同時に症状が起こることは稀で、まず片眼に症状が起こり、数日後に反対側にも症状が出ることがほとんどです。
  • 10日ほどしてから角膜(くろめ)に炎症が起こり、目がかすむこともあります。

検査

  • 患者さんの眼脂や涙から約15分で判定できる迅速診断キットがあります。陽性と出れば診断されますが、陰性と出たからといって感染していないとは限りません。その場合は、診察と症状で診断します。

判定のところにラインが出れば診断確定。

治療

  • アデノウイルスに対する特効薬がないため、自分の免疫力がウイルスをやっつけてくれるのを待つしかありません。通常、炎症を抑え、細菌による二次感染を防止するための目薬を使用します。
  • 症状は2~3週間ほどで軽快していきますが、角膜炎が起こった場合は、数ヵ月にわたってその痕が残ることがありますので、十分に治るまで眼科検診を受けて下さい。

他の人にうつさないために

ウイルスは、目をこすった手や目を拭いたハンカチなどから感染することがほとんどです。感染を予防するには、よく手を洗うことが重要です。また、目を拭くときは、テッシュペーパーなどの使い捨てのものを使い、タオルなどは家族と別のものを使ってください。お風呂は最後に入るようにしましょう。

  • 学校、幼稚園、保育園は医師の許可があるまで休む必要があります。
  • 社会人でも集団感染を防止する意味で、できるだけ仕事を休むのが望ましいといえます。