長時間のパソコン作業、睡眠不足などによる疲れ目により、一時的にまぶたがピクピクけいれんすることがあります。「眼瞼ミオキニア」
十分な睡眠と、目の疲れをためないよう定期的に休憩をとり、遠方を眺めたり、パソコンモニターの明るさ調節、メガネの度数を調節するなど工夫して、眼精疲労を予防しましょう。
しかし、いつまでも治らなかったり、症状の範囲が広がったりする場合は「眼瞼けいれん」の疑いがあります。
「目が赤い」症状が起きた場合は「結膜下出血」の可能性があります。
その場合、自覚症状はほとんどなく、「鏡を見て気づいた」「他人に指摘された」など、偶然発見される事がほとんどです。
見た目が派手なのでビックリしますが、多くは1週間程度で自然治癒します。
軽い異物感がある程度であれば慌てる必要はありませんが、痛みやメヤニがたくさん出たりなどの症状がある場合は別の病気が考えられますので、早めに診察を受けて下さい。
この隆起物が角膜にまで侵入していなければ瞼裂斑(けんれつはん)、侵入していれば翼状片(よくじょうへん)と呼ばれ、ともに結膜の変性によるものです。
くろ目(角膜)の周囲が白くなっているのを偶然見つけ、「中心部に向かって広がってくる?」「白内障?」と心配され来院されるケースがあります。
この濁りは脂質が沈着して起こったもので、年齢が高くなるにつれて出現しやすいことから、「老人環」と呼ばれます。
濁りが視界にかかる中心部にまで広がることはないので、視力や見え方には影響はしません。
若い年齢で老人環ができる場合は、高脂血症、高コレステロール血症などが隠れていることもあります。
アデノウイルス結膜炎には目だけに起こるタイプ「流行性角結膜炎:はやり目」と目以外の咽頭炎や発熱などを伴うタイプ「咽頭結膜熱:プール熱」があります。
健康診断や人間ドックで眼底を撮影した結果、「視神経乳頭陥凹」とか「視神経乳頭陥凹拡大」と診断され、再検査をすすめられるケースがあります。
Q.「どういうこと?」
A.「緑内障の疑いがありますよ!」
緑内障は視野が欠けていく病気ですが、ほとんどの人が自覚症状のないまま進行していきます。結膜炎などで受診した際にたまたま見つかったり、コンタクトレンズの検診の際に発見されるケースもあります。
40歳以上の20人に1人は緑内障にかかっていると言われていますので、「視神経乳頭陥凹」を指摘されたら、必ず眼科を受診するようにして下さい。