就寝前に特殊な形状のコンタクトレンズレンズを装着することにより近視を矯正します。
昼間は裸眼で遠くが見えるようになり、眼鏡なしで生活することを目的とした治療法です。詳しくは「オルソためそ。」をご覧ください。
最近では「近視抑制効果」も注目されており、学童期の近視の進行しやすい時期に使用することにより、2年間で3~6割の程度の近視の抑制効果が期待できるといわれています。
また、低濃度アトロピン点眼治療と併用することによって、近視進行抑制に相加効果があるとの報告があり、より強い効果が期待されています。
当院では、TORAY(東レ)社の角膜矯正用コンタクトレンズ「ブレスオー®コレクト」を使用しています。
酸素透過率が高く、割れにくい日本人向けの純国産レンズです。
東レ オルソケラトロジーレンズについてご紹介のページ。
オルソケラトロジーの適応をスクリーニングさせていただきます。
※検査日までに、普段お使いのコンタクトレンズを下記の期間中止してください。
・ソフトコンタクトレンズ ➡ 1週間
・ハードコンタクトレンズ ➡ 2週間
適応検査で問題がなければ、トライアルレンズを装用体験して頂きます。
1週間の装用体験・レンズの注文
トライアルレンズを1週間装用して問題がなければ、レンズを注文致します。
ご来院頂き、レンズをお渡し致します。
治療開始翌日、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、それ以降は3ヶ月毎に定期検診を行い、視力の変化や目の状態をチェックします。
治療中、何か異常を感じた場合は、検診日以外でもすぐに受診してください。
健康保険適応外のため、検査・治療は全て自費診療扱いとなります。
初年度 | 220,000円/年(税込) |
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次年度 | 33,000円/年(税込) |
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ケア用品 | 6,500円/90日分(税込) |
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初年度は、レンズ代金に各種検査・診察代を含めた料金です。
通常、レンズの管理方法を正しく守り、定期的な検査を受けていれば、大きな合併症を起こすことはありません。しかし、レンズの取扱いが不衛生であったり、指示に反する不適切な装用方法を続けた場合には、角膜感染症を起こす可能性があります。なかでも、緑膿菌やアカントアメーバーによる感染では、視力低下や重篤な場合失明にもつながることがあります。充血や異物感、痛みは危険信号です。症状が出た場合はレンズの装用を中止して、早急に診察を受けてください。
また、定期検査は目の検査、レンズの検査、取り扱い方法の確認等、欠かせない検査です。どんなに調子が良くても、気付かないうちに目やレンズに負担を掛けている事がありますので、指示された定期検査は必ず受診してください。